アネックス仙川ファクトリーこどもワークショップが無事に終わりました。

未だコロナ禍厳しい時期、人数制限での募集でしたが思いがけず沢山の参加希望をいただき、五感ダンスクラスは104日に追加開催、楽しい時間となりました。

 

親子でトレダン!クラスは3児の母となったダンサー寺杣彩の実体験から来て、この自粛期に実施、配信を始めた親子ならではの一体感ある楽しいトレダンでした。

子供もですが親たちの華やいだ様子に、やっぱりみんな動きたいのだ!からだ感じたいのだ!と思いました。

 

続いて行われた私担当の五感で遊ぶダンスワークショップは、視覚、聴覚、嗅覚、触覚、などで遊び踊り描き刺激を送る身体感覚総動員のWSです。

子供達の位置を取るためボクスを円形に置き座ることも立つことも叩くこともできるようにしました。(2回目はカラフルなマットを円に置き、色を探して走りました。)

高低差がつき、高いからだのポーズをさらに気持ち良く延ばしてみたり、鈴音を鳴らして遠くの友達に信号送ったり、床に小さくなったり・・・

単純なことも本気でそのリズム感じて繰り返すうちそれもダンスになる。足音も手に持った鈴も床の触感も子供達が発見する刺激になります。

うたう、えがく、おどる、、表現は皆つながっている・・・子どもはその宝箱ですね。

 

後半は谷川俊太郎さんの絵本『めの まど あけろ』の中から、言葉と動きを一体にしていくと自分がやりたいページをどんどん言ってくる。

一人ずつ発表できたら良かった、など課題も残りますがWSはここで完結しないで良い。家に帰ってその詩を口ずさんで机を叩き出したり、水たまりをぴちゃんチャチャ、、と歩き出したりしたら大成功で、訓練して成果を出すのが目的では無いのです。

子供が自ら感じ発見していく窓を開く、大人も本気で一緒に遊んで表現してみると眠ってしまっていた大切なことに気づけます。

加われないでいる子も今やらないだけかも知れない、どこかですごい表現した子が居たら見逃さない。こんなやりとりがWSの発見で教育と名付ける前の体験です。

 

子供ダンスワークショップはこれまでも全国各地で行ってきました。7年続いた諏訪、神楽囃子とフェスも行った千葉富浦、私の舞踊作品『笑う土』の元になった岩手安家の分校、ブラジル、など様々な場所で、時に音楽家や美術家と共に開催してきましたが、私にとっては創作の原点になる体験となりました。

 

此の子供ワークショップのはじめ、踊って「コンニチワ」した時に照れていた子供たちが最後には手を揺らし足踏んで体中で競って「サヨウナラ」を言って帰って行きました。

 

参加の皆様ありがとうございました。又お会いしましょう。

 

加藤みや子